おーとばいく室

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ルネッサ(4DN5)のメンテナンスやツーリングなど

スイングアームの分解清掃

ドーモ、みけみけです。

リアタイヤ交換のついでに、スイングアームのメンテナンスにチャレンジしました。この日ですね。

mikemike-bike.hatenablog.com

 

スイングアームの分解・・・調べると、古いバイクほど苦労されている方が多いようです。グリスが切れて固着し、ピボットシャフトが抜けない!というのをよく見かけました。棒を当てて石頭ハンマーでぶったたく、火であぶる、スイングアーム切断。対処方法が物騒です笑

私のルネッサ、私が購入してからはピボットシャフトのグリスアップなんてしたことがありません。2007年に中古で購入したので、少なくとも17年くらいは封印されています。誰も抜いたことが無ければ、28年・・・どちらにせよ、やばそうな予感しかしません。

 

 

事前準備

ピボットシャフトがどんな状況かわからないので、とりあえず劣化しているであろうゴムが使われているパーツだけ注文。4X7-22129-00スラストカバー2個
次にピボットシャフトが固着しているという前提でぶっ叩く棒とナットをホームセンターで購入。

ピボットシャフトより多少細いであろう(見たこと無いので適当です)棒を買いました。必要かどうかわかりませんが、ぶっ叩く時はナットをつけて叩くつもりです。エクステンションバーは使わない予備のもの。エクステンションバーを叩くケースがあるかもしれないので。
それから前日にラスペネを吹き付けておこうとピボットカバーを外しました。

中々の朽ち具合!!!さびている方がフットブレーキ側、綺麗な方がサイドスタンド側です。サイドスタンドで斜めになっている都合、車体右側の方が水が溜まってさびやすいのかもしれません。これは無理かもしれんな―と思いながらラスペネ吹き付けました。

ピボットシャフトのナットを外す

翌日、リアタイヤ交換と同時に作業を進めます。
ジャッキアップ前にナットを緩めておきます。ナットがなめないように、六角のソケットを使用。ちょっと頑張ると外せました。鉄パイプで延長も覚悟していたのですが、いらぬ心配だったようです。ラスペネは偉大。

第一関門突破です。

スイングアームを外すために周辺部品を外す

 
スイングアームを外すためにはいくつか他のパーツを外す必要があります。
 
・ジャッキアップする
リアタイヤを外す(リアブレーキなど含む)
・リアサスペンションを外す
・チェーンカバーを外す
・チェーンスライダーを外す
 
外すべきパーツはざっくり上記の通りです。
リアサスペンションを外すと、スイングアームが下に落ちるので落とさないように一応注意。ダンボール敷いておきました。
スイングアームは滑らかに動いたので大丈夫かも!?と期待はしますが、ベアリングと固着して一緒に動いているケースもあるようなので安心はできない・・・
 

ピボットシャフトを抜いてスイングアームを外す

 
ドキドキしながらスイングアームを支えているピボットシャフトを抜く作業に移ります。どの辺りを叩けばいいかなぁと手で確認。ん?
 
ヌルッ、ズズズ・・・
 
なんと、なにも使わずにピボットシャフトを抜くことが出来ました。いやもう、屋外保管でノーメンテナンス部分なので間違いなく固着していると思っていたのですが・・・拍子抜けでした笑
 
外した後の車体。記念に笑

各部のチェック

外したスイングアームを分解します。・・・なんだかクサい。ドブのようなにおいがします笑 固着はしていませんでしたが、水分は侵入しているようでグリスはシャバシャバな感じ、悪臭の原因のようです。遅かれ早かれ固着していた気もするので、メンテナンスする良い機会だったと思います。

左上から、ピボットシャフト、スラストカバー、ブッシュ、スイングアームです。スラストカバー内側にワッシャーが設置されているはずですが、掃除前で汚いので見えていません。

スイングアーム本体。ニードルベアリングがあります。開けて触ってみる前まではニードルベアリングとはどんなもんなのかよくわかりませんでしたが、なるほどこういうものかという感じです(説明省略)。
 
各部をパーツクリーナーとウェスでひたすら洗浄。手が汚くて写真はありません・・・
掃除しながら各部をチェック。素人なので良し悪しはよくわかりませんが、手の力でわかる範囲のガタやベアリングの異常は無さそうなのでOKということにしました。
 

グリスアップ

悩んで買ったグリスの出番です。

mikemike-bike.hatenablog.com

買ったのは「極圧有機モリブデングリース ウレアベース80g」

次はいつ使用するかもわからないので、使いすぎだろというくらい各所潤沢に使いまくりました笑 半分以上消費したかな?だいぶはみ出て無駄にした気もします。

 

スラストカバー交換

 事前準備していたスラストカバーの新旧比較。

ゴム部分は思ったより見た目は痛んで無さそうなので再使用も出来そうデしたが、せっかく買った&外側は錆びていたので交換。
ピボットシャフト固着はしていなかったのでそれなりに効果はあるのでしょう。取り付けた感じはあまり隙間から水が浸入しそうな印象でしたが・・・

 

スイングアームや周辺部品を元に戻す

外した部品をすべて元に戻していきます。規定トルク通りやりました。

この日はタイヤ交換などもしていたので、とりあえずスイングアームのメンテナンスは以上になります。

その他の感想。スイングアームを外すといつもは掃除ができないような部分まで手が届いていいですね。がたつきが気になっていたステップのボルトも締め増しすることができてスッキリしました。

後日、ナット交換

メンテナンスをした日、ピボットシャフトのナットは準備していなかったので、錆を無視して取り付けました。後日パーツ注文。ただのナットではなかったようです。90185-14070セルフロッキングナット715円。意外とお高い!そして在庫が無い!
 
バイク屋さんに聞いたところ生産終了ではなく在庫が無いだけなので、納期は不明だが注文可能とのことで注文しました。結局、1週間もかからず入荷。取り付けました。
 

新旧比較。カラーだけなのか素材なのかわかりませんが何やら変更されたようで、黒になっていました。

左が交換前。右が交換後。ピボットシャフトの頭?の錆も気になりますが・・・
錆止め&水の侵入防止を期待し、グリス漬けにしてからそっとキャップを閉めました。

 

スイングアームに異常があったわけではなかったので、乗り心地の変化などは感じていません。ただ、安心感が違います。バイクを信用して乗れるというのは素晴らしいと改めて実感しました。

ではでは!

 

スイングアームグリスアップ 2024.4.20 約70,500km

 

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